北朝鮮ミサイル問題、米中高官が協議 米、制裁の完全な履行求める

ワシントン=清宮涼 北京=高田正幸
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 米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表と中国の劉暁明・朝鮮半島問題特別代表が7日、北朝鮮のミサイル発射などについてオンラインで協議した。米国務省が8日、発表した。

 国務省によると、キム氏は、今年、北朝鮮が続けてきた「前例のない数の弾道ミサイルの発射」に懸念を表明。米国が特に警戒する大陸間弾道ミサイル(ICBM)が含まれていることにも言及した上で、一連のミサイル発射が国連安全保障理事会の決議違反であり、「強く非難する」との意思を中国側にも伝えた。

 一方、国連安保理常任理事国である中国は、北朝鮮への追加制裁に反対し、安保理では一致した対応を取れない状況が続いている。劉氏との協議でキム氏は、「すべての国連加盟国が義務を果たし、制裁を完全に実施する必要性がある」とも強調した。

 北朝鮮が米本土を射程に入れるICBMなどの発射を繰り返すなか、バイデン米政権は、軍事演習や独自制裁などを通じて圧力を強めている。一方で、北朝鮮との直接対話も引き続き呼びかけている。キム氏は劉氏との協議で、「いつでも北朝鮮側に会う用意がある」との考えも伝えた。

 一方、9日の定例会見で協議について問われた中国外務省の毛寧副報道局長は、協議内容には触れず、「各国がバランスのとれた方法でそれぞれの、特に北朝鮮の正当な懸念を解決するよう希望している」と語った。(ワシントン=清宮涼 北京=高田正幸)

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