【動画】エスカレーターでせきをしたときにウイルスを含む飛沫がどのように広がるかのシミュレーション=山川勝史・京都工芸繊維大学教授提供
エスカレーターでマスクをしていない人がせきをしたら、ウイルスを含む飛沫(ひまつ)はどのように広がるのか。京都工芸繊維大学などの研究チームが解析したところ、下りより上りの方が後ろの人の感染リスクが高くなることがわかった。
研究チームは、身長175センチの男性がエスカレーターに1列に並んだ場合を想定。先頭の人がマスクをしていない場合にせきをすると、0・0009~1・5ミリの飛沫がどのように広がるのかをコンピューターでシミュレーションした。
上り下りともに大きな飛沫はせきをした後にすぐに落ちた。一方、小さな飛沫は、上りでは少し落下した後、発生場所近くに浮遊し続け、長期間後ろの人たちの周りを漂ったり、付着したりした。下りでは、小さな飛沫はすぐに上昇。後ろの人の上を通り過ぎ、付着するのはわずかだった。
エスカレーターやそれに乗る…

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