サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表は目標のベスト8以上には届かなかったものの、2大会連続で16強入りした。今回、メンバー26人のうち19人を占め、チームを支えた海外組について、どうとらえているのか。元日本代表でオランダでのコーチ経験があり、日本サッカー協会の欧州駐在スタッフも務めた藤田俊哉さん(51)=現・磐田スポーツダイレクター=に語ってもらった。
「選手たちが口にする課題はメディカル」
ロシア大会が終わった2018年から、欧州でのサポート計画に関わりました。僕自身は14年からオランダに渡り、クラブ関係者や選手とコミュニケーションをとってきましたが、代表の強化には、個々の選手の活躍だけでなく、欧州での日本サッカーの存在感を高める必要があると感じていました。
当時オランダにいた板倉滉や堂安律、ベルギーの伊東純也……。今大会の代表メンバーとも話し合いました。
クラブでの練習環境はそれぞ…

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