名古屋刑務所の職員22人、受刑者3人に繰り返し暴行か 法相が発表

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 斎藤健法相は9日に臨時会見を開き、名古屋刑務所(愛知県みよし市)で、22人の職員が3人の受刑者に対し、顔や手をたたいたり、アルコールスプレーを顔に噴射したりといった暴行を繰り返していた疑いがあると発表した。

 発表によると、22人のほとんどは採用3年未満の若い刑務官。2021年11月上旬から今年8月下旬、60代、50代、40代の男性の受刑者3人に、顔や手をたたく▽アルコールスプレーを顔に噴射する▽尻をサンダルでたたく▽胸や腕などを手で押す――といった暴行を、個別に繰り返していた疑いがあるという。

 今年8月下旬、60代の受刑者が左目付近にけが(全治5日)をしているのを職員が見つけて確認したところ、暴力を振るわれたと申告した。名古屋矯正管区を中心に調査したところ、暴行が疑われる多数のケースが発覚したという。

 暴行した疑いがある職員らは、対象になった受刑者らが指示に従わずに大声を出したり、要求を繰り返したりしたため、暴行に及んだと説明しているという。

 名古屋刑務所では01~02年、男性受刑者(当時43)が肛門(こうもん)部に消防用ホースで放水された後に死亡する事件などが発生。刑務官らが特別公務員暴行陵虐致死罪などで有罪判決を受けた。

 この事件を機に、明治時代に制定された監獄法が全面改正され、06年に刑事収容施設法と名を変えて施行。処遇の原則を「改善更生の意欲の喚起と社会生活に適応する能力の育成」と位置づけていた。

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