【動画】キーウ近郊ビシェホロドに設置された「不屈センター」=関田航撮影
ロシア軍による電力施設へのミサイル攻撃が断続的に続き、電力不足に陥っているウクライナで、政府が設置した「不屈センター」に、連日多くの市民が訪れている。同センターは発電機を備えたテントで、スマートフォンなどの電子機器の充電や、温かい飲み物を自由に飲むことができる。ウクライナのほぼ全域に4千カ所以上設置されている。
11月末、同月23日にロシア軍のミサイルが着弾し、現在も断続的に停電が続くキーウ近郊ビシェホロド中心部にある同センターを訪れた。屋外は零下まで冷え込むこともあるが、内部は空調がきき暖かく、デジタルカメラのレンズが結露で曇るほど。無線ランでインターネットが使用でき、ネット経由で電話する市民や、暖を取りに来た子どもたちでにぎやかだった。
同センターを管轄するウクラ…