政府は9日、情報通信や電力など重要インフラへのサイバー攻撃に対処するための模擬演習を東京都内で実施した。サイバー攻撃の脅威が深刻さを増す中で、インフラ企業などの対応状況や課題を確認した。
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)とオンラインでつながれた、情報通信や金融、電力や航空など14分野の事業者ら約5500人が参加。ランサムウェア(身代金ウイルス)や、メールを介してウイルスをばらまく「エモテット」などによるサイバー攻撃を受けて重要インフラの供給網(サプライチェーン)に障害が発生したと想定し、各事業者がNISCに報告したり、障害の原因を究明したりする手順を確認した。
インフラ企業をねらったサイ…