「平安の正倉院」 春日大社若宮国宝展、奈良国立博物館で開幕

筒井次郎
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 世界遺産春日大社奈良市)の摂社(せっしゃ)・若宮神社の社殿を造り替える「式年造替(ぞうたい)」の完了を記念した特別展「春日大社 若宮国宝展―祈りの王朝文化―」(朝日新聞社など主催)が10日、奈良国立博物館で始まる。9日は内覧会があった。

 若宮神社は、春日大社の祭神の子・春日若宮神をまつる。本殿の100メートル南にあり、社殿は平安後期に造られた。式年造替は約20年ごとにあり、43回目の今回は10月28日に完了した。

 同展は国宝25件、重要文化財10件を含む89件が並ぶ(前・後期で一部入れ替えあり)。創建時に藤原摂関家などの貴族が奉納した「若宮御料古神宝類(わかみやごりょうこしんぽうるい)」(国宝)は20件すべてを展示する。中でも純金の鶴が銀の枝にとまる「金鶴及銀樹枝(きんつるおよびぎんじゅし)」は、当時の美意識を今に伝える逸品だ。

 井上洋一館長は「『平安の正倉院』とも称される春日大社に伝わった美と技の世界を味わってほしい」と話す。

 来年1月22日まで。休館日は年末年始(12月28日~1月1日)、月曜(1月2、9日は開館)と1月10日。前期(12月25日まで)と後期(27日から)で展示替えがある。午前9時30分~午後5時。入館は閉館の30分前まで。一般1600円、大学生・高校生1400円など。問い合わせはハローダイヤル(050・5542・8600)。(筒井次郎)

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