ブラジルが準々決勝で敗退 クロアチアがPK戦を制して4強進出
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は9日、準々決勝が始まり、クロアチア(世界ランク12位)がブラジル(同1位)をPK戦の末に破り、準優勝した前回大会に続いてベスト4に進出した。6度目の優勝を狙ったブラジルは2大会ぶりの4強入りを逃した。
前半は互角の展開。ブラジルはネイマールやビニシウスのドリブルから打開を図るも、堅い守備を崩すことはできず。対するクロアチアは両サイドからのクロスでチャンスを作った。
後半はブラジルが押し込んだものの、クロアチアのGKリバコビッチが再三の好セーブ。90分間を終えて、0―0で延長戦に突入した。
試合が動いたのは延長前半終了間際だった。
ゴール前でのパス交換から抜け出したのはネイマール。GKを交わし、右足でネットを揺らした。ブラジル代表では通算77得点目で歴代1位のペレに並んだ。
しかし、クロアチアも諦めない。
延長後半12分、左クロスからペトコビッチがシュート。相手に当たってゴールへと吸い込まれた。
PK戦は先行のクロアチアが4人全員決めたのに対し、ブラジルは4人中2人が失敗。クロアチアは決勝トーナメント1回戦の日本戦に続いて2試合連続でPK戦を制した。
クロアチアは13日の準決勝で、アルゼンチンと対戦する。
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