全国旅行支援、年明けは1月10日から 割引率40%→20%に
三輪さち子
斉藤鉄夫国土交通相は13日、旅行代金を補助する「全国旅行支援」について、来年1月10日から再び実施すると発表した。割引率は現行の40%から20%に引き下げる。各都道府県ごとに予算を使い切ったところから支援策は順次、終了するとしている。
現行の旅行支援は12月27日宿泊分まででいったん終了する。来年1月10日からは割引率が20%となり、割引の上限額も公共交通機関とセットの旅行商品は1人1泊8千円を5千円に、それ以外は5千円を3千円に引き下げる。地域で使えるクーポン券は平日2千円、休日千円が支給される。原則、電子クーポンとする。
各都道府県の準備が整い次第、販売が始まる。販売が始まる前に予約した分には割引は適用されない。
観光庁は11月末、年明け以降に割引率を引き下げて実施すると発表していたが、具体的な開始日は新型コロナウイルスの感染状況を見極めて判断するとしていた。
斉藤国交相は13日の記者会見で、時期について「新たな行動制限が生じないことを前提に、年末年始の旅行需要の分散を図りつつ、閑散期となる1月10日から実施することとする」と説明した。(三輪さち子)
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