県が防災イベント開催 親子連れがマイ避難シートづくりに挑戦

力丸祥子
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 日頃から災害に備える意識を高めてもらおうと、福島県は11日、防災を楽しみながら学べるイベントを郡山市で開いた。

 「そなえる・ふくしま~いのちを守るマイ避難~」には、自衛隊や日本赤十字社など40団体が出展。会場には多くの親子連れらが訪れ、県立川俣高校の生徒らが地元の人たちと一緒に作ったハザードマップについての発表を聞いたり、土石流が発生する仕組みを説明する模型を見たりして、減災や事前の備えの大切さなどを学んだ。

 県は近年頻発する水害や土砂災害に備え、自宅周りのリスクに応じて避難のタイミングや避難先などを家族で共有しておく「マイ避難シート」の作成を推奨している。この日は来場者が県職員のアドバイスを受けながら、シート作りを体験できるコーナーが設けられた。

 今春、神奈川県から引っ越してきた郡山市の増戸智之さん(30)は、娘の一葉ちゃん(3)とマイ避難シート作りに挑戦。「今日初めてハザードマップを確認できた。シートも作ることができ、避難はばっちりです」と話した。(力丸祥子)

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