パトカーの追跡逃れた車が当て逃げ、ひき逃げか 自転車の男性が重傷

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 大阪市東住吉区で14日夕、同じ車によるとみられる当て逃げ、ひき逃げが相次いだ。直前に近くで信号無視した車がパトカーの追跡を逃れたといい、府警はこの車が事故を起こして逃げた可能性があるとみて調べている。

 東住吉署によると、14日午後6時20分ごろ、同区杭全(くまた)8丁目の国道交差点で取り締まりをしていたパトカーが、信号無視をした乗用車の追跡を始めた。乗用車が約400メートル先で住宅街の道路に入ったため、事故を防ぐために追跡を中止したという。

 直後に同区杭全5丁目の交差点で乗用車と軽乗用車が衝突。さらに約400メートル離れた交差点をそれぞれ自転車で渡っていた男女2人が乗用車にはねられる事故があり、いずれも乗用車が逃げ去ったという。自転車の男性(36)が両足のひざを骨折する重傷を負った。

 いずれの事故でも逃げたのは白いセダン型の車で、署は、府警の追跡を振り切った乗用車が続けて事故を起こして逃げた可能性があるとみている。署は「違反の確認や追跡は適正だった」としている。

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