下水汚泥から水素 西部ガス、発電や給湯に EV以外の用途拡大へ
都市ガス大手の西部ガス(福岡市)はカーボンニュートラル(脱炭素)をめざし、下水汚泥から製造した水素を燃料として活用し、自社の研修施設で電気や給湯などへの利用を始めた。燃料電池自動車向け以外の利用を増やす狙いもある。
博多湾沿いにある福岡市の中部水処理センター。このセンターの一角にある市水素ステーションで11月22日、西部ガスによる報道陣向けの見学会があった。
水素ステーションは2015年に市が設置した。生活排水を処理する過程で出るバイオガスを使って、水素を製造する。これまで燃料電池自動車などに供給してきた。
22日の見学会では、ステー…