栃木市に2代目イチゴ形熱気球が登場 ZOZOの前沢氏の寄付元手に
栃木県栃木市が2代目となる「イチゴ形熱気球」を作った。衣料品通販大手ZOZO創業者の前沢友作さんが昨年、SNS上で募集したふるさと応援寄付金500万円を活用したもので、17日に渡良瀬遊水地でお披露目する。
渡良瀬遊水地は熱気球の飛行が盛んで、栃木市は2014年に谷中湖の形にちなんだハート形の「ハートランド号」、16年に作ったイチゴ形の「レッドベリー号」を作った。それらに続く熱気球になる。
新しい熱気球は豪州製で、高さ23メートル、横幅18メートル。搭乗定員は大人6人で、制作費は約581万円だった。白い種の部分には谷中湖をイメージしたハート形も交じっている。
渡良瀬遊水地ハートランド城と谷中湖は11月15日に、NPO法人・地域活性化支援センターから「恋人の聖地」の認定を受けた。センターのウェブサイトは「日本一大きなハートの中心で愛を叫べば恋愛成就間違いなし」と紹介する。
遊水地周辺では「野木町煉瓦(れんが)窯&ハート池」(野木町)や「道の駅かぞわたらせ」(埼玉県加須市)が認定を受けている。
市は新しい熱気球をお披露目する17、18日に、カップルを乗せた「カップルフライト」を実施する予定だ。大川秀子市長は「若いカップルが訪れてくれるようにしていきたい」。
市ではこのほか、毎月第3日曜日を「わたらせ熱気球day」として、地上約30メートルの高さまで浮かぶ体験フライト(係留飛行)も実施している。問い合わせは市渡良瀬遊水地課ハートランド城係(0282・62・1301)。(根岸敦生)
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