第19回エコカー減税を3年間延長へ 24年以降は段階的に基準を厳格化

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筒井竜平
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 2023年度の与党税制改正大綱が16日、まとまった。

 新車登録や車検のときにかかる自動車重量税を安くする「エコカー減税」は、2023年4月末までだった期限を3年間延長することが決まった。その上で、適用の基準を24年から段階的に引き上げ、ガソリン車への優遇を限定する。

 23年末まで今の基準を据え置くのは、半導体不足で納車にかかる期間が延びているため。本来なら受けられたはずの優遇を受けられない購入者が出るのを防ぐこととし、24年以降に基準を厳しくする。

 現行基準は、減税を受けられる最低ラインが政府の燃費基準の「60%」を達成している車だ。24年1月~25年4月は、この最低ラインを「70%」に、25年5月~26年4月は「80%」に段階的に引き上げる。

 80%の基準になれば、ハイ…

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