欧州連合(EU)は15日、ブリュッセルで首脳会議を開き、ロシアによる侵攻の長期化で財政が悪化するウクライナに対し、2023年に180億ユーロ(約2兆6千億円)の財政支援をすることで合意した。ロシアの約200の個人と団体を追加制裁の対象に加え、鉱業への投資などを禁じる方針でも一致した。
フォンデアライエン欧州委員長は会議後の記者会見で、「ロシアによる非道な戦争に対して、我々は前例のない団結とスピードで行動している」と述べた。
この財政支援とは別に、EUはウクライナへの軍事支援に充てる基金を来年は20億ユーロ(約2900億円)増額することで合意している。ロシアの侵攻が長期化するのを見据えて、引き続きウクライナを支える。
兵器の調達では、加盟国で共…

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