埼玉県深谷市の養鶏場で鳥インフルの疑い 簡易検査で9羽が陽性

川野由起 西田有里
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 埼玉県は16日、深谷市内の鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの感染が疑われる鶏が見つかったと発表した。今後、遺伝子検査で感染が確認された場合、この養鶏場で飼われている約19万4千羽の採卵鶏を殺処分する。

 県によると同日、農場から「死亡数が増えている」と通報があった。県が簡易検査をしたところ、13羽中9羽が陽性だった。

 遺伝子検査で感染が確認されれば県内の養鶏場では3例目となる。23日までに殺処分などの防疫措置を終える予定で、殺処分の対象数は県内では過去最多となるという。

 県はこの農場の鶏などの移動自粛を要請し、関係者以外の立ち入りを禁止。半径3キロ以内に鶏や卵の移動制限の対象となる農場はなく、半径3~10キロにある42農場については区域外への搬出を制限する予定。(川野由起、西田有里)

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