ゴムボート訓練中にもみあい、けが負わせる 消防士長を懲戒処分

藤井匠
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 滋賀県彦根市消防本部は、ゴムボートでの航行訓練中にもみあいになって20代消防士の男性にけがを負わせたなどとして、30代消防士長を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。ボートから男性を落とした20代消防士も、減給10分の1(1カ月)とした。処分は15日付。消防士長は謝罪しているという。

 発表では、男性は処分された2人と同じ勤務班で、からかわれる対象になっていた。消防士長は教育担当だが、男性の勤務態度に不満を持っていて、はさみやたばこの吸い殻を投げることもあったという。

 訓練は6月27日、市内の漁港であった。20代消防士が男性をボートから浅瀬に落とした。2人は口論となり、その後、男性は消防士長ともみあいになった。その際、右ひじ関節を捻挫する3週間のけがを負ったという。消防士長は傷害罪で略式起訴され、彦根簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。(藤井匠)

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