日銀政策変更、住宅ローンは上昇リスク 円安苦しんだ企業は追い風か
杉山歩 女屋泰之 青田秀樹
日本銀行が20日に決めた政策変更により、消費者や企業、そして財政にはどんな影響が出そうか。
低金利のおかげで借入額が膨らんできた住宅ローンは、長期金利が上昇する影響を直接受けそうだ。
住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するMFSの塩澤崇取締役は、「新規の住宅ローンの固定金利に影響がある」と指摘する。資金調達する際の金利が上がることで、金融機関は住宅ローンの固定金利を今後引き上げる可能性が高いという。
一方、住宅ローンの変動金利は短期金利と連動しており、今回の決定による直接の影響は限定的とみられる。ただ、塩澤氏は「今回の修正は利上げの最初の一歩」とみる。今後、短期金利が上昇するリスクにも備えることが重要だという。
円安の恩恵を受けて最高益を…
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