小学生が描いたたくさんのウサギ 岸城神社の大絵馬もうすぐお目見え

田中章博
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 だんじりの宮入りで知られる大阪府岸和田市の岸城神社で、小学生らの手で来年の干支(えと)にちなんだウサギの大絵馬づくりが進んでいる。大きさは縦約2・5メートル、横約3メートル。23日に神社に奉納され、新年から境内で初詣の参拝客を迎える。

 絵馬は例年、市出身の画家籔内博さん(64)の指導で美術部員の高校生らが描いてきたが、この2年はコロナ禍でできなくなった。そこで昨年から、籔内さんの絵画教室に通う小学生らが取り組んでおり、今年も11月下旬から約20人が作業に取りかかっている。

 子どもたちは、宇宙や空をイメージした亀甲模様を背景にした絵馬に、たくさんのウサギをアクリル絵の具で描き入れていった。昨年に続いて参加した6年生の曝野(さらしの)佑介さん(12)は「ウサギは微妙な毛色を出すのが難しい。みんなで大きな一つの絵を仕上げるのが面白い」と話した。(田中章博)

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