仕事と子育てのバランスは 矢井田瞳さん「あんまり考えない方が」

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聞き手・大蔦幸
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 「My Sweet Darlin’」の大ヒットから22年。大学在学中にデビューしたシンガー・ソングライターの「ヤイコ」こと、矢井田瞳さん(44)は今、中学生の娘を持つ親でもあります。子育てと仕事とのバランスをどうとっているのか。肩の力を抜いて、余白を残す。そう考えるようになって、少し楽になったとか。変わらない歌への情熱と、年を重ねて変わった仕事や子育てへの思いを聞きました。

 ――2000年にデビューし、07年に結婚。09年に長女を出産し、音楽活動から離れていた時期もありました

 我が子が何よりも愛(いと)おしいのと同時に、ちょっと社会と断絶された感じがあって。皆さんそうだと思うんですけど、大変で。今日は、自分の髪を洗えなかったとか、コンビニで自分が好きだったジュースを買えただけで、感動したとか。

 でも、ふと時間があると、ギターを持って癒やされている自分がいて。1回、社会と断絶されていると思ったからこそ、ちょっと客観的に自分のことを見られて。やっぱり私、音楽が好きだなと再確認した時期でもありました。ただ、無理はしたくなかったので、約2年間活動を休みました。それでも、私の中では、音楽は、ずっと続いている感じでした。

 娘が生まれて復帰したころ…

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