新型コロナ下での入国制限が大幅に緩和されて初のスキーシーズンを迎え、世界的なリゾート地である北海道「ニセコ地区」には海外客が戻りつつある。インバウンド(訪日観光客)の激減で苦しんだニセコにも復活の兆しがみえてきたが、ホテルや飲食店では人手不足が深刻化している。
12月中旬、倶知安(くっちゃん)町の「ニセコHANAZONOリゾート」のスキー場は、海外客でにぎわっていた。滑り終えたばかりのオーストラリア人の高校教師の男性(30)は「すばらしい雪だ。初めてのニセコをとても楽しんでいる」。
倶知安、ニセコ、蘭越(らんこし)の3町からなるニセコ地区は、さらさらのパウダースノーで海外客を引きつけてきたが、コロナ禍の打撃を大きく受けた。
同スキー場を運営する日本ハーモニー・リゾートの上林宣夫ジェネラルマネージャーは「来場客の8割を占めていたインバウンドが蒸発し、昨年までの2シーズンはとても厳しかった」と振り返る。今季はコロナ禍前の7割の水準に戻るとみる。「コロナ前と比べてもほとんど遜色ないぐらい回復してきた」。来場客は香港やシンガポール、台湾といったアジア圏が中心で、オーストラリアからも目立つという。
3町の観光客数は、ピークの2015年度には416万人だったが、コロナ禍の影響で20年度は196万人と半分以下に落ち込んだ。21年度は国内客の回復傾向で207万人と若干持ち直したが、不振が続いた。
海外客が戻った最大の要因は…








































