この梨食べれば合格まちがいナシ!? 安来で限定販売
野田佑介
この梨を食べれば合格間違いナシ!? 島根県安来市の道の駅で、一風変わった「縁起物」が店頭に並んでいる。今秋の大型台風でも木から落ちなかった梨で、「粘り強さと強運にあやかり合格をつかみ取ってほしい」との願いが込められている。
同市の梨農家、板持浩二さん(59)が育てた、甘さとみずみずしさが特長の「あたご梨」(1玉約1キロ)。学問の神様・菅原道真生誕の地とされる菅原天満宮(松江市宍道町)で祈禱(きとう)を受けた梨の木がある畑で、丹精込めて育てた。
旬は12~2月で、今年は2400個ほどの収量を見込んでいた。だが、9月に県内を襲った大型の台風11号で千個ほどが落果。残った実の中から100個を「合格まちがい梨」として販売している。
表面には「祈 合格」の文字を、食べても安全なイカスミの色素を使ったインクで印刷。2005年から、台風や強風でも落果しなかった梨の販売を始め、この梨を食べて合格した人の家族が再び買いに来ることもあるという。
1個2千円、3個5千円、木製の祈願箱入りは1個1万2800円(すべて税込み)。安来市中海町の道の駅「あらエッサ」やホームページ(http://machigainasi.jp)などで購入できる。(野田佑介)
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