ベトナムの最大都市ホーチミン市で、建設中の都市鉄道(ホーチミンメトロ)の試験走行が21日、始まった。日本が国際協力機構(JICA)の円借款や運転士講習などを通じて支援してきた事業だ。
ホーチミンでは急速な経済発展が進む一方、人口の増加に伴い、交通事故や渋滞、大気汚染が社会問題となっている。メトロには、その緩和や沿線都市の活性化が期待されている。
初日に走ったのは高架区間の約9キロ。ベトナムメディアによると、全17編成ある列車のうち1編成について、日立製作所が試験を請け負った。最高速度は地下で時速80キロ、地上で110キロだが、今回は40キロ未満で走行した。
市の都市鉄道管理局の広報担…