中東イスラエルのネタニヤフ元首相(73)は21日夜(日本時間22日朝)、新政権発足のための過半数の確保に成功した、と発表した。地元メディアが一斉に報じた。国会での承認を受け、ネタニヤフ氏は1年半ぶりに首相に返り咲く。同氏率いる右派政党、極右政党、宗教政党からなる、史上最右翼と評される政権が誕生する。
11月1日に投開票された総選挙では、同氏率いる右派政党「リクード」が第1党で32議席を獲得した。友好関係にある極右政党連合は議席を倍増させ14議席となり、第3勢力に躍進。これらと宗教政党を合わせ、国会(定数120)の過半数にあたる64議席を確保した。現職ラピド氏の中道政党「イエシュ・アティド」は第2党で24議席。同氏と連携した左派政党などは議席を減らした。
ネタニヤフ氏は選挙後の同月…