しっぽは何のため? マフラー、ハエたたき…役割色々 ない動物も

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岐阜県・上出莉乃さん(小4)ほかからの質問

ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.comメールする

 ののちゃん このあいだ、動物園に行ってきたよ。ふさふさ、ほっそり、ぺったんこ。動物のしっぽって、色々あるんだね。

 藤原先生 そうね。ふさふさでしま模様のしっぽを持つワオキツネザルは、寒いときはマフラーのようにしっぽを巻いて体を温めるの。しっぽを立てて、自分のにおいを遠くまで漂わせるのにも使うのよ。

 のの へえ。真っ黒なクモザルはどうなの? 

 先生 クモザルのしっぽは、いわば手足。先の方に指紋ならぬ「尾紋」という滑り止めがついているの。熱帯の森林に適したしっぽね。

 のの 使い方も色々なんだね。

 先生 そうよ。ほかにも、カバは短いしっぽをブンブン振って、うんちやおしっこをまき散らして匂い付けをするし、シマウマやキリンは虫を払うのに使うの。チーターやネコは、走ったり、ジャンプしたりするときにしっぽでバランスをとる。イヌはうれしい気持ちを表すのに、しっぽを振るよね。それぞれのしっぽに、大事な役割があるの。

 のの そもそも、しっぽって何?

 先生 「胴体の延長で、肛門…

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