甲斐選手とクリスマス会 大分大病院小児病棟
倉富竜太
福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手が22日、大分大学医学部付属病院(由布市)の小児病棟のクリスマス会に参加した。2016年から毎年参加しているが、コロナ禍で昨年に続いてのオンラインでの交流になった。
小児病棟には現在、25人が入院しており、白血病や小児がんなどの病気と闘っている。この日は17人が甲斐さんと交流した。楊志館高校時代の恩師の影響で慈善活動に関心を持ったという甲斐さんは、知人の紹介でクリスマス会に参加するようになり、今年は子どもたちにサイン入りの下敷きをプレゼントした。
子どもたちからは質問も。「試合前にやることは」と聞かれると、「捕手の道具を身につける順番は決めている。必ずホームベースを手できれいにしている」と答えた。「野球の好きなところは」との質問には「1人ではできず、いろいろな人に助けてもらうところです」と返していた。
甲斐さんは交流後「今年もオンラインで寂しい気持ちもある。今季は個人の打撃成績も悪く、チームは2位に終わった。今季のままではいけないと思っている」と来季に向け気持ちを新たにしていた。(倉富竜太)
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