「野宿者を強制排除しないで」支援団体が渋谷区に要望書

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 再開発のため東京都渋谷区が区立美竹公園を封鎖したことを巡り、公園で生活していた人や支援団体が22日、移動先の別の区立公園でも荷物を一時撤去されたとして「決して強制的な封鎖、排除、撤去を行わないよう緊急に要請する」などと同区に求めた。

 要望書は反貧困ネットワークなど、各地にある約40団体の連名。要望書によると、美竹公園で生活していた数人は13日夜に移り、近くの公園で生活を始めたが、14日夕に大勢の区職員が生活道具などを運び出したという。「法的手続きを取らず強制撤去した」と抗議している。

 区は、移動先の公園に大量の荷物が置かれ、近隣住民から心配する声が寄せられたなどとして条例に基づき14日から当面、利用を禁止し、荷物を一時的に保管したと説明している。

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