ドイツの連邦検察庁は22日、情報機関の連邦情報局(BND)に勤めるドイツ人職員を、ロシアの情報機関に国家機密を流していたとして、国家反逆罪の疑いで逮捕したと発表した。BNDは「捜査が進行中のため、事件の詳細についてコメントしない」としている。ロシア国内にいる情報提供者らの身の安全を確保するためだとみられる。
発表によると、職員は今年、職務上知り得た国家機密をロシアの情報機関に送った疑いがある。連邦刑事庁の捜査員がベルリンで、この職員ともう一人の自宅や職場を捜索した。
機密の詳細や漏れたことによる影響のほか、犯行時期がロシア軍によるウクライナ侵攻の前か後かも明らかになっていない。
DPA通信によると、BND…