10億円稼ぐ妻もつ「主夫」の悩み 孤立救ったプールに浮いたウンチ
パソコンで「しゅふ」と打っても変換されなかった26年前、日高邦博さん(61)は「主夫」になった。
会社を辞めて、妻の名字に変えて、妻の住む九州に引っ越した。
主夫が数少なかった時代で、「男としてのプライドがあった」と言う。10億円稼いだ妻と、どう子育てに向き合ったのか。
結婚で三つのお願い
学生時代から交際を申し込んでいた逸子さん(61)から、結婚に向けて、お願いを三つされた。
「仕事を辞めたくない」
「東京に住むのは嫌」
「姓も日高がいい」
当時、井上姓で34歳だった邦博さんは「いいよ」と答えた。
「家族は同じ名字でいたいということは、どうしても譲れなかった。そうであれば井上でも日高でもどっちでもいい。大好きな人と一緒になれるのであれば、たいていのことは受け入れることができました」
出会いは20歳の頃。旅行関連の専門学校の同級生だった。「常に前を向いている感じが気になって」。卒業後は旅行会社やイベント会社で働き、別の道を歩んだ。
主夫が少なかった時代、子育ての現場で、周りは母親ばかりでした。アクシデントをきっかけに、邦博さんは孤立しない術を学びました。そこには逸子さんのさりげない後押しもありました。
競艇選手となった逸子さんと…
- 【視点】
約10年前、ニューヨークの弁護士4名と会食した際、女性の弁護士2名が双方とも、夫が主夫をしていると話していました。すごいねぇとびっくりしたところ、「なにも驚くことじゃないわ。驚く時点で問題よ。どっちが働いたっていいんだから。」と言われ、無意
- 【視点】
今の世の中は、多様性が求められているが、それを社会が認められているかというとまだまだそうでないと感じます。 だからこそ、男性=仕事をする、女性=家庭仕事という固定概念を現実的に超えられているところがすごいと思いました。頭でわかっていても心