森保監督が続投か、本人も前向きな意向 日本サッカー協会が方針
日本サッカー協会が、日本代表の次期監督候補を、ワールドカップ(W杯)カタール大会を率いた森保一監督(54)に一本化したことが24日、分かった。森保監督も前向きな意向を明かしており、続投が有力だ。1998年フランス大会から7大会連続で出場してきたW杯の大会終了後に監督が続投するのは初めて。
森保監督は2018年夏の就任以降、若手を積極的に起用し、経験のあるベテランと融合させたチーム作りをした。カタール大会で優勝経験のあるドイツ、スペインの強豪を破った。目標の8強以上には届かなかったが、初めてW杯2大会連続の16強入りに導いた。同協会は、外国人監督も含めて検討したが、手腕を評価し、継続性も重視して契約更新を決めた。
森保監督は元日本代表で、1993年のW杯アジア最終予選であと一歩で初出場を逃した「ドーハの悲劇」を経験。現役引退後、指導者に転身し、J1広島を3度のリーグ優勝に導いた。17年に若手主体で臨む東京五輪の代表監督に就任し、18年から日本代表の監督を兼任。21年の東京五輪では4位だった。
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