ハシビロコウ作品が出迎え、鹿児島の美術館で「いまきいれやよい展」
冨田悦央
鹿児島県枕崎市出身のアーティスト、いまきいれやよいさんの絵画や立体作品を集めた個展「ひだまりの散歩道 いまきいれやよい展」が、鹿児島市の長島美術館で開かれている。来年1月30日まで。
いまきいれさんは、南さつま市に「陶器&アート夢風船もしきの窯」を開設。自ら育てたハスなどの植物や日々目にふれる生き物などをモチーフにアクリル画や、古い和服などの布を使った貼り絵「古布絵(こふえ)」、古布と粘土でつくる立体など幅広いジャンルの作品を手がけている。
会場には「動かない鳥」とも呼ばれるハシビロコウの立体作品(新作)や、枝に2羽の鳥がとまっている様子を描いたアクリル画「里山の日記より、初夏」など約50点を展示している。飼い猫が見せるさまざまなポーズを立体作品にしたシリーズを見ていた来館者は「留め袖でつくられた黒猫など、とてもきれいでした」と話していた。
午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで。1月1日は午前11時開館)。火曜休館(1月3日は開館)。常設展も鑑賞でき、料金は一般1千円、65歳以上500円など。日曜は午後2時からスタッフのガイドツアーがある。問い合わせは美術館(099・250・5400)へ。(冨田悦央)
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