飲酒ひき逃げで男性死なせた疑い 危険運転致死容疑で会社員逮捕
岩田恵実
酒に酔って車を運転して死亡事故を起こし、現場から逃走したとして、警視庁は26日、東京都小金井市の会社員の男(26)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。男は「ガードレールか縁石に衝突したと思った」と供述しているという。
荻窪署によると、男は18日午前4時半ごろ、東京都杉並区井草1丁目の都道で、酒に酔った状態で軽乗用車を運転し、会社員の男性(36)=東京都中野区=のバイクと事故を起こしたにもかかわらず、逃走した疑いがある。
現場は片側1車線の直線道路で、男の車が中央線をはみ出したため男性のバイクが転倒。男性はそのまま男の車の下部に巻き込まれ、頭などを強く打って約10時間後に死亡した。
署は、防犯カメラの映像などから事故を起こした車が、男の勤務先である建設会社の軽乗用車と特定したとしている。
男は「(事故前に)居酒屋など3、4軒で酒を飲んだ」と供述。防犯カメラの映像や目撃者の証言から、男の車が蛇行し、信号が青になっても発進しない様子を確認できたとして、署は男が酒の影響で正常な運転ができない状態だったと判断して危険運転致死容疑を適用したという。(岩田恵実)
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