無印良品、値上げ幅25% 商品の2割、不揃いバウムは30円上げ

益田暢子
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 「無印良品」を展開する良品計画は26日、無印良品の春夏向け商品全体の約2割を来年1月以降に値上げすると発表した。値上げ幅は平均約25%で、食品や家具などは1月13日から、小物雑貨などは2月3日から値上げに踏み切る。

 生活・雑貨の「ポリプロピレン収納ケース 引出式・横ワイド・大」は税込み1790円から同2290円に、衣服の「脇に縫い目のない二重ガーゼパジャマ」は同3990円から同4990円に値上げとなる。食べきりサイズの「不揃いバウム」は30円上がり、同180円になる。

 無印良品は1980年、「わけあって、安い。」をキャッチコピーにスタートし、低価格商品を生み出してきた。原材料価格の高騰や円安の影響のなかでも価格維持に努めてきたが、今回は「コストを吸収することが限界に達した」という。

 値上げに伴い、同社は来年2月から家具のサブスクリプション定額制)サービスの対象を現在の35商品から順次72商品に拡大する。また、一部を除く全ての店舗でプラスチック商品の回収を開始し、中古品の販売も行うという。(益田暢子)

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