辞任の杉田水脈氏に「差別の考え変わっていない」 発言受けた当事者

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塩入彩 中野龍三 江戸川夏樹
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 相次ぐ差別発言が問題となっている杉田水脈(みお)総務政務官が27日、辞任した。政治資金問題などが指摘されてきた秋葉賢也復興相とともに事実上の更迭で、岸田文雄首相の任命責任を厳しく問う声も上がった。

 杉田氏はこれまで月刊誌への寄稿やブログで「LGBTには生産性がない」「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などと表現。松本剛明総務相が2日、撤回と謝罪を指示したと明らかにした後、一転して撤回した。

 ゲイと公表し、性的少数者の情報を発信する一般社団法人fair代表理事の松岡宗嗣さんは「更迭は当然だが、遅すぎた」と指摘する。杉田氏が辞任の理由に「国会審議に迷惑をかける」などと話していることについて「差別発言自体への反省ではなく、差別的な考えが変わっていないのは明らかだ」と話す。

 首相が杉田氏を起用したことについて「政権が『差別発言しても役職に就ける』というお墨付きを与え、性的少数者だけでなく、様々なマイノリティーを危険にさらしてきた。首相には重い責任がある」と批判。「ほかの差別発言も精査し、『このような発言は許されない』という態度をきちんと示すべきだ」と訴える。

 アイヌ民族で「平取アイヌ遺骨を考える会」共同代表の木村二三夫さんは、秋葉氏と同時に杉田氏を事実上更迭したことに、「目くらましだ。直接の謝罪もないままに終わらせてはいけない」と語った。

 杉田氏は記述は撤回したが…

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