日本代表、森保監督が続投へ カタールW杯でベスト16の手腕を評価
日本サッカー協会がワールドカップ(W杯)カタール大会で日本代表をベスト16に導いた森保一監督(54)の続投を決めたことが28日、わかった。1998年フランス大会から7大会連続で出場してきたW杯の大会終了後に監督が続投するのは初めて。日本協会は同日、東京都内で新監督に関する記者会見を開くと発表した。
森保監督は2018年夏の就任以降、若手を積極的に起用し、経験のあるベテランと融合させたチーム作りをした。カタール大会で優勝経験のあるドイツ、スペインの強豪を破った。目標の8強以上には届かなかったが、初めてW杯2大会連続の16強入りに導いた。同協会は、外国人監督も含めて検討したが、手腕を評価し、継続性も重視して契約更新を決めた。
森保監督は元日本代表で、1993年のW杯アジア最終予選であと一歩で初出場を逃した「ドーハの悲劇」を経験。現役引退後、指導者に転身し、J1広島を3度のリーグ優勝に導いた。2017年に若手主体で臨む東京オリンピック(五輪)の代表監督に就任し、18年から日本代表の監督を兼任。21年の東京五輪では4位だった。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。