年末年始 子どもの急なけがや体調不良 どうしたら?

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中井なつみ
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 年末年始の帰省・旅行中に、子どもが思わぬけがをしたり、体調を崩したりしたら――。この時期、多くの医療機関は休みです。事前に利用、相談できる窓口を調べておきましょう。

 まず調べておきたいのは、自宅周辺や滞在先で夜間・休日も対応している診療窓口やその時間。自治体や各地の医師会のホームページで当番医や休日・夜間の対応窓口を紹介していることが多い。

 子どもの様子がいつもと違う。でも、すぐ受診した方がいいのか。そんな時に役立つのが厚生労働省が提供する全国共通の電話相談「#8000」。各都道府県の相談窓口に自動で転送され、看護師や医師が症状に応じた対処法、受診目安などをアドバイスしてくれる。対応時間は都道府県で異なるので、サイト(https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html別ウインドウで開きます)で確認を。

 スマホから手軽に調べられるサイトもある。日本小児科学会が監修する情報サイト「こどもの救急」(http://kodomo-qq.jp/別ウインドウで開きます)は、生後1カ月~6歳の子どもを対象に、症状ごとに受診すべきかなど対応の目安を紹介する。

 「発熱」「けいれん・ふるえ」「意識がおかしい」「誤飲」など19項目から症状を選び、さらに詳細な症状を入力すれば「おうちで様子をみましょう」「自家用車・タクシーで病院(急患診療所)に」「救急車で病院に行く」と提示してくれる。

 例えば「発熱」し、「ぐったりしている」「無表情で活気がない」などの症状があれば、「自家用車・タクシーで病院に」と示してくれる。母子手帳など、受診に必要な持ち物も紹介してくれる。

 子どもの健康相談アプリ「キッズドクター」(https://kids-doctor.jp/別ウインドウで開きます)は、ふだんは夜間・休日に実施している、提携医師によるオンライン診療の対応時間を拡大する。年末年始の期間中(29日~1月9日)は休まず稼働(午前10時~午前0時。1月1、2、8、9日は午前8時~午前0時)。看護師ら医療スタッフによるチャットでの無料の健康相談サービスも提供する(期間中は午前10時~午後10時)。東京都などの首都圏、大阪市名古屋市など一部地域では、医師による往診の手配もできる。

 また、今季は新型コロナとイ…

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