公明党の山口那津男代表は29日、韓国を訪問し、ソウルの大統領府で尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と会談した。両氏は、北朝鮮による相次ぐミサイル発射など地域の安全保障環境が厳しさを増しているなか、日韓、日米韓の連携強化を図ることで一致した。
山口氏は会談で、北朝鮮による核・ミサイル活動の活発化や、ロシアによるウクライナ侵攻、中国の動向に触れ、「国際社会が岐路に立っている」との認識を示した。その上で、「韓国は、地政学的な面からも日本の安全保障環境の面からも非常に重要な隣国だ」と話した。なかでも北朝鮮を念頭に「日韓、日米韓の戦略的連携の強化が重要だ」と述べた。
韓国大統領府によると、尹氏は「北朝鮮の挑発に立ち向かい、両国が緊密に安保協力を広げていくべきであり、それとともに韓日関係の懸案が早急に解決されるよう、ともに努力しよう」と語ったという。
日韓関係の最大の懸案である…