政治色帯びた金融政策、「日銀の信頼低下」 元委員が語る10年間

有料記事

聞き手・徳島慎也
[PR]

 日本銀行は2012年7~12月に開いた金融政策決定会合の議事録を公開した。12年末、安倍晋三総裁の下で自民党衆院選に大勝した。自民党の政権復帰は、日本銀行の金融政策にどんな影響を与えたのか、政府と中央銀行の関係はどう変化したのか――。当時、日銀の審議委員として12年12月の金融政策決定会合に出席した野村総合研究所の木内登英氏に聞いた。

 自民党が衆院選に大勝したことで、日銀は12年12月の金融政策決定会合で、物価目標の導入に向けて一気に動いた。

 要因は二つある。一つは、積極的な金融緩和を掲げた自民党の大勝は、世論を反映していると言え、日銀はそれを無視できなくなったことだ。

 もう一つは、自民党が日銀法

この記事は有料記事です。残り890文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料
富はどこへ 異次元緩和10年 5つのなぜ

富はどこへ 異次元緩和10年 5つのなぜ

金融緩和とは結局、何だったのか。分かりやすいイラストや専門記者の解説で探るとともに、私たちの暮らしへの影響を検証します。[もっと見る]