鳥取県の大山でバックカントリー、雪崩に巻き込まれ男性2人けが
清野貴幸 大久保直樹
1月31日午前10時半ごろ、鳥取県大山(だいせん)町の大山・二の沢付近で雪崩が発生し、男性2人が巻き込まれた。県警によると、岡山市の自営業男性(49)は、右足の骨が折れる重傷。高知市の会社員男性(52)は右肩を脱臼するけが。いずれも命に別条はないという。
県警によると、雪崩が起きた当時、2人は別の自営業男性(37)とともに、未整備の斜面である「バックカントリー」をスノーボードで滑っていたという。
3人は同日午前5時ごろに登山口から登り始め、同10時ごろに大山山頂付近から滑走を始めた。前を滑る2人が雪崩に巻き込まれ、後ろを滑っていた男性が119番通報した。県警ヘリが確認したところ、雪崩の規模は幅約50メートル、長さ約500メートルとみられるという。
3人は民間の登山アプリに登山計画書を提出していたため、県警はアプリの情報をもとに3人の登山情報を把握できたという。鳥取地方気象台によると、大山町がある県西部には当時、雪崩注意報が出ていた。(清野貴幸、大久保直樹)
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