自工会、豊田会長が辞意 トヨタ社長交代で 今後の役員体制協議へ

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近藤郷平
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 日本自動車工業会(自工会)は、豊田章男会長(トヨタ自動車社長)から辞任の申し出があったことを明らかにした。豊田氏が4月1日付でトヨタ社長を退き、会長に就任することに伴うものという。豊田氏が辞任するかどうかを含めて、理事らが近く今後の役員体制について協議する。

 自工会によると、会長を含む理事職は「各社の執行をつかさどる社長であること」と2020年に申し合わせていた。トヨタは1月26日に豊田氏が社長を退任すると発表し、それにあわせて豊田氏から自工会会長職の辞意表明があったという。

 豊田氏は18年5月に自工会会長に就任。トヨタ、ホンダ、日産自動車の大手3社が00年以降は会長職を1期2年の輪番で務めていたが、豊田氏は22年5月から異例の3期目に入っていた。

 自動車業界は脱炭素に向けた…

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    木村裕明
    (朝日新聞編集委員=企業、経済、働き方)
    2023年2月1日12時27分 投稿
    【視点】

    豊田章男氏が自工会の会長を「退任へ」と流しているメディアもありますが、現時点では辞意の表明があったに過ぎないことに留意する必要があります。  1月30日の自工会の発表は、自工会の理事に就く要件として「各社の執行をつかさどる社長であること」