白血病乗り越えた女性役で初めての主演 AKB48の倉野尾成美さん

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 白血病を乗り越えた少女と、そのドナーになった男の人生を描いた映画「いちばん逢(あ)いたいひと」(2月24日公開)の主演を、AKB48の倉野尾成美さん(22)が務める。映画の主演は初めてだ。4日は、がんへの意識向上を促す「世界対がんデー」(World Cancer Day)。

 この映画は、自身の娘が白血病になり、家族で乗り越えた経験を持つプロデューサー堀ともこさんが企画した。倉野尾さんは、小学生時代に骨髄移植の手術を受けて克服した少女の高校生以降を演じる。大人になり、初めての一人旅に出るという設定だ。

 終盤のクライマックスは「今、生きていることに、全て意味がある」というせりふを発する場面。主人公が命を救われた経験があるからこそ出た言葉だと考えた。「この映画の撮影を終えて、身近に支えてくれる人の存在をこれまで以上に意識するようになった」と話している。

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