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ダウン症の弟は「大切な宝物」 作文につづったショックだったこと

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中野晃
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 うまく話すことができず、歩くのもゆっくりだけれど、弟の笑顔が家族を幸せにしていることを伝えたかった。兵庫県川西市立明峰小6年の金子芽生(めい)さん(12)は半年前の夏休みの宿題で、ダウン症の弟直生(なおき)さん(10)のことを作文に書いた。

 弟は同じ小学校に通う4年生で、一緒に登下校している。

 弟がまだ1、2年生の頃、授業の休憩時間に時々様子を見に行くと、弟は抱きついてきて声をあげて泣いた。服がぬれるほど涙を流すと、落ち着いた。やがて学校生活に慣れ、今はそんなことはなくなった。

 家では、弟の好きなポケモンのおもちゃなどで一緒に遊ぶ。よく「めい、うぃー」と抱きついてくる。最初は分からなかったが、弟が何度も伝えようとするうち、「めい、好きー」と言っているのが理解できた。

 勉強のことなどで母から怒られたりしていると、弟は「ママー、大好きー」と近寄ってきては母をなだめ、助けてくれる。そんな弟が大好きだ。

 昨年の夏休み。課題の作文のテーマで悩んでいると、母から弟のことを書いてみたらと言われて決めた。母の淳子さん(43)は「6年生だし、直生の幼い頃やダウン症のことをきちんと知っておいて欲しいと思いました」と語る。

金子芽生さんは弟への思いや、ダウン症について学んだことを作文につづりました。記事の末尾に作文の全文を掲載しています。

 弟が幼い頃、病院や自宅でひざを曲げたり、座ったり、歩いたりする練習をするビデオ映像を見た。失敗してもくじけず、何度も繰り返す姿に、すごいなあと思った。

「生まれてこなければと思ったことは一度もありません」

 母が調べて見せてくれた「出…

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