2月の住宅ローン固定金利、メガバンク対応割れる 2行は引き上げ
小出大貴 久保田侑暉 高橋諒子
大手銀行5行は31日、2月に適用する固定型の住宅ローン金利を発表した。日本銀行が昨年12月に金融緩和策を修正し、1月中旬にかけて長期金利が上昇したことを受け、三菱UFJ銀行とりそな銀行は引き上げる。一方、他の3行は据え置きや引き下げを決めた。
各行が発表した固定型の金利は、新規で借りる場合に適用される。10年固定の基準金利について、三菱UFJ銀は1月から0・10%幅引き上げて3・80%(最優遇金利は1・15%)とし、2013年8月以来の高水準となる。りそな銀は0・06%幅引き上げ、3・84%(同1・24%)にする。長期金利の上昇で大きくなった、資金調達コストを反映させるという。日銀の政策修正を受け、大手各行は1月の固定型の金利を引き上げたが、両行の引き上げ幅は他の3行に比べ小さく、その差を埋める狙いもあるとみられる。
一方、三井住友信託銀は0・…

富はどこへ 異次元緩和10年 5つのなぜ
金融緩和とは結局、何だったのか。分かりやすいイラストや専門記者の解説で探るとともに、私たちの暮らしへの影響を検証します。[もっと見る]