EV大手中国BYDが日本市場に参入 横浜に1号店、100店超計画
編集委員・木村裕明
電気自動車(EV)で米テスラに次ぐ世界2位の中国BYDは31日、中型SUV(スポーツ用多目的車)「ATTO3(アットスリー)」を発売し、日本の乗用車市場に参入した。同日、全国20カ所に商談や試乗の相談ができる開業準備室を設けたほか、ショールームを備えた日本1号店として「BYD AUTO 東名横浜」(横浜市)を2月2日にオープンする。
東名高速・横浜町田インターチェンジの近くに立地する1号店は、欧米の輸入車を扱ってきた地場の自動車ディーラーと組んで運営する。販売やサービスを担うBYDオートジャパンの東福寺厚樹社長は「日本の乗用車市場で新たな選択肢をいよいよ提供できる。わくわくしている」と語った。2月23日には、堺市に2号店を出店する予定という。
BYDはアジアやオセアニア…
- 【視点】
日本では販売だけですが、BYDは生産でも世界戦略を着々と進めています。日系メーカーの牙城タイにも工場を造る予定です。2024年に稼働し、年産15万台を計画しています。ここを基地としてASEAN各国に販売するそうです。部品の一部はベトナムに工