あの「ドーハの悲劇」の記憶を、歓喜で塗り替えることはできたのでしょうか?
2022年12月6日。サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会、現地で最後となる日本代表の取材の場。そんな趣旨の質問に、監督の森保一(54)は即答した。
「変えることができたと思います」
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4年間、日本代表を取材し続けてきた記者の私は、ある日の新聞の1ページを思い出していた。
18年12月12日。新聞の日本サッカー協会の全面広告に、森保の長文メッセージが寄せられていた。
タイトルは、「あの日、夢破れた君へ」。
1993年10月28日の「悲劇」を森保が振り返っていた。
《僕の頭上をボールが通り過…