藤井聡太王将と羽生善治九段、タイトル戦で初対戦 非主流の戦型に

村瀬信也
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖と合わせ五冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第1局が8日、静岡県掛川市で始まった。両者がタイトル戦で対戦するのは初めて。羽生九段にとっては、史上初のタイトル獲得通算100期がかかる戦いとなる。

 振り駒の結果、藤井王将が先手になり、午前9時に対局が始まった。後手の羽生九段の誘導で、非主流の戦型である「一手損角換わり」になった。羽生九段が最後に採用したのは昨年4月で、とっておきの作戦と言える。中盤戦の局面、羽生九段が1時間41分考えて44手目を「封じ手」にして1日目が終わった。9日午前9時に再開する。

 羽生九段は2017年以来のタイトル獲得を目指す。藤井王将は出場したタイトル戦全てを制しており、獲得は通算11期に達する。両者の公式戦対戦成績は藤井王将の7勝1敗。村瀬信也

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