海鮮にイチゴ狩り、温泉も 泉佐野など3市を巡るツアー体験者募集
田中章博
【大阪】漁協の市場での海鮮ランチやイチゴ狩り、温泉も楽しむ――。観光地域づくり法人「泉佐野シティプロモーション推進協議会」は、泉佐野市と和歌山市、和歌山県紀の川市の3市を周遊するモニターツアーを企画し、体験者を募集している。参加無料。
協議会は、アフターコロナの国内観光や海外からの観光客の回復を見据え、近隣の和歌山市や紀の川市と観光コンテンツを補完し合い、日本文化やグルメを楽しめる周遊エリアづくりを目指している。
ツアーは日帰りで、2月10、11日に開催。募集は各日15人。南海泉佐野駅に午前9時に集合し、主に貸し切りバスで移動する。
泉佐野市で訪れるのは、熊野詣の街道町として江戸時代ににぎわった「さの町場」の町家を復元した「泉佐野ふるさと町屋館」(旧新川家住宅)。続いて漁協の青空市場で5千円相当の海鮮料理を堪能する。
和歌山市では江戸時代から続く老舗茶店「玉林園」の抹茶のソフトクリームを味わい、市内を展望。紀の川市では和歌山電鉄「貴志駅」に猫のニタマ駅長を訪ね、電車で移動してイチゴ狩りを体験する。
ツアーの最後は、修験道で知られる泉佐野市の犬鳴山温泉で疲れを癒やす。
協議会の森川武・観光まちづくり事業部長は「国内外の方にも楽しんでもらえる内容を盛り込んだ。体験の声を聞かせてもらい、商品化を検討したい」と話している。
申し込みは1月27日午後5時まで、協議会のホームページ(https://icp-japan.or.jp/)か電話で受け付ける。応募多数の場合は抽選。問い合わせは協議会(072・461・0005)へ。(田中章博)
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