4時間閉じ込めや暴言 障害者施設で虐待10件認定、以前も行政指導

加治隼人
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 鹿児島市吉野町の社会福祉法人「青鳥会」が運営する障害者支援施設で昨年、知的障害のある入所者を長時間閉じ込めるなどの虐待があったことがわかった。市は虐待10件を認定し、行政指導した。

 同法人によると、施設は重度行動障害がある入所者を受け入れている。主に昨年5~7月、職員5人が入所者5人に虐待行為をしたという。

 同法人の調査によると、閉じ込めの事案では、職員が入所者1人を居室に連れて行き、鍵を掛けて約4時間外に出られない状態にした。職員は「施設内で暴れたので、ほかの利用者を守るためだった」と説明したというが、その間に昼食を与えておらず、同法人は「不適切な対応だった。職員への教育が足りなかった」としている。

 昨年6月に複数の職員から同法人に内部通報があり、発覚。市が同9月に立ち入り調査し、施設ではほかに、散髪の時に頭をたたく、暴言をはくといった行為も確認したという。市は虐待を認定したこと以外は明かさず「個別の行為の詳細は答えられない」としている。

 同法人は、2020年にも職員が利用者を蹴るなどの虐待をしたとして、市の行政指導を受けていた。市によると、同法人が当時提出した改善計画の内容は「適切に取り組まれていた」というが、改めて効果を検証するよう指導。今回の虐待を受けての改善計画は昨年末、同法人から提出された。(加治隼人)

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