住みたい田舎、鳥取・琴浦町が総合1位 宝島社ランキング

大久保直樹
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 月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)2月号の特集「2023年版 住みたい田舎ベストランキング」で、鳥取県琴浦町が人口1万人以上2万人未満のまち(118自治体)の中で、総合部門1位に輝いた。子育て世代、シニア世代が住みたいまちの各部門で1位で、若者世代でも2位となり、幅広い世代の支持を集めた。

 同誌は魅力的な移住先を紹介するため、全国671の市町村を対象に、移住支援策や医療、子育て、移住者数など計279項目のアンケートを実施。人口規模や世代などに分けてランキングとしてまとめている。

 琴浦町では、20以上の住民団体がまちづくりに取り組む。打ち寄せる波で石がカラコロと鳴る「鳴り石の浜」では定期的な清掃活動やマルシェがあり、大勢の住民の交流が生まれている。

 住民らが移住支援も手がけ、2021年度の移住者数は前年度比1・3倍、相談件数は2・6倍と大幅に増えていることなどが評価された。

 町企画政策課の辻中友樹主事は、「外部の目で評価して頂き、町民のみなさんが、自分のまちの魅力を再発見するきっかけにもなればうれしい」と話した。(大久保直樹)

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