ロシアのプーチン大統領は18日、サンクトペテルブルクで退役軍人や軍需工場の従業員らとの会合に相次いで参加し、ウクライナへの侵攻について「勝利は必然だ」と強調。ウクライナの政権を「ネオナチ」と一方的に非難し、住民保護を理由に侵攻を正当化するなど、強硬な姿勢を保ち続けています。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
【連載】「それでも、あなたを 愛は生きる力に 2022-23」ウクライナ編
国家間の衝突、権力による抑圧、偏見や差別……様々な苦難を生き抜く中で出会い、また、絆を深めていく2人がいます。その物語をつむぎ、背後にある国際問題のリアルを伝えます。
■■■1月19日(日本時間)■■■
22:10(モスクワ16:10)
プーチン氏、イラン大統領と電話協議 ウクライナめぐる発表はなし
ロシアのプーチン大統領とイランのライシ大統領が19日、電話協議した。ロシア大統領府によると、エネルギーや運輸分野などの二国間の協力について協議。シリア情勢についても意見交換したとしている。発表では、ウクライナ情勢については触れられなかった。
ロシアとイランはともに米国と緊張関係にある。ロシアはイランから提供された数百機のドローン(無人航空機)を使ってウクライナを攻撃しているとみられており、軍事分野も含めた協力関係を強めている。
19:34(ミンスク13:34)
ベラルーシ上空で爆発音、戦闘機のエンジン異常燃焼か
ベラルーシの民間軍事情報監視団体「ガユン」によると、ベラルーシ北西部のマラジェチナ市上空で19日正午ごろ、大きな爆発音が響いた。市の内外の住宅で窓ガラスが激しく揺れる現象が広がったという。爆発音の情報はウクライナのSNSでも拡散された。
「ガユン」は、ベラルーシの現地時間午前11時59分に、マラジェチナ上空で戦闘機ミグ31K1機のエンジンの一つが異常燃焼を起こして炎上したとし、爆発音はこれに伴うものだったとしている。同機は首都ミンスクの南のマンチュリシの空軍基地に帰還した。このミグ31Kのエンジンは、昨年12月25日にも基地から離陸する際に炎上したという。
ロシア軍の戦闘機、爆撃機によるウクライナへのミサイル攻撃が続くなか、ロシア航空宇宙軍とベラルーシ空軍が16日からベラルーシ国内で合同演習を実施するなど、緊張が続いている。
19:19(モスクワ13:09)
ロシア正教会トップ「ロシア破滅の願い、世界の終わりを意味する」
ロシア正教会トップのキリル総主教は19日に開かれた「主の洗礼祭」の礼拝後、ウクライナ情勢に関し、「ロシアを破滅させる願いは世界の終わりを意味すると、狂った人々に理解させるよう神に祈る」と述べ、ロシアの侵攻を正当化した。
キリル氏は、プーチン大統領…
- 【視点】
欧米からの武器供与への反発なのかゲラシモフ参謀総長の総司令官就任の挨拶がわりなのか分かりませんが、集合住宅へのミサイル攻撃は、ロシア軍が国際人道法を守る気などないことを、改めて浮き彫りにしました。 このような攻撃をいくら重ねても、ロシアの

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